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カテゴリー: Uncategorized

オンラインシンポジウム 知的障害者の自立生活 これまでとこれから

「知的障害のある人の自立生活を考える会」は、知的障害のある人が、他の者と同様にどこで誰と生活するのかを選択できる社会の構築を目指して活動しています。  当会およびその前身である「自立生活声明文プロジェクト」では、2017...

自立生活支援のご相談

知的障害のある人の自立生活支援に取り組みたいとお考えの支援者の方、事業所の方、自立生活支援について詳しく知りたい方、お気軽にお問合せください。

介護者募集

ヒビノクラシの自立生活支援に関心のある方。
勤務地は練馬、世田谷、杉並等。
時給1600円~(深夜22時~5時 時給2000円~)
交通費別途支給、各種手当あり。

お問合せ

☎03-6755-7837
✉hibinokurashisya@gmail.com

ヒビノクラシ富士見台カフェ

hibinokurashi_fujimidaicafe

ヒビノクラシ富士見台カフェです。西武池袋線 富士見台駅 徒歩5分。毎週土曜日にドネーション食堂「土曜日のスプーン」をやっています。ギャラリーやイベントスペースとしてもお使いいただけます。主に知的障害のある人の地域での暮らしを支援する「自立生活支援ヒビノクラシ舎」のスタッフが運営しています。

260120舎主日報

17日。富士見台カフェ「土曜日のスプーン」。おでんと熱燗。大変賑わう。チャンスタイムのキャップ受注販売会があったり、ランチのピークを過ぎてからは作戦会議がふたつ入ったり。上手に開きながら、つまり上手に閉じながら、富士見台カフェを本当に必要とする人たちに、もっともっと使い倒してもらいたい。

18日。午前中に期末面談の予定組みをして、午後は練馬区役所へ。2050年も住みたい練馬が主催するイベント「練馬区で気候変動対策を進めたい!〜身近な住まいのことから〜」に参加。ときがわと練馬を横断して活動することになるヒビノクラシにしか担えない役割、みたいなものをずっと考えている。

19日。支援現場会議を終えてからときがわへ。隣の小川町で造園業を営む友人にポラーノの庭の敷地を案内し、仕事を依頼する。帰りにわたなべ豆腐工房で柚子豆腐を買う。

20日。午前はふたりと期末面談。午後は居住支援特別手当の変更申請の不備を整える。多摩と練馬の移動支援の再請求書も発行。東京都の集団指導の動画を一気に見る。

ピーター・マグロウ『「ソロ」という選択——自分だけの特別な人生を築く』読了。タイトルとスリーブだけ見ると、安っぽい自己啓発本に見えてしまうかもしれないが、青土社だ。友情とか恋愛とか結婚とかを扱った本だけど、ページを進めるうちに、自立生活とその支援に引き寄せて考えながら読んでいた。支援や介護を正面から扱う本では、決して得ることはないであろう着想をいくつも得られたと思う。

ソロは完全な人間だ。自立を求めながら、コミュニティともつながる。ルールの基盤にある虚構に疑問を投げかけ、慣習に捉われず、自分だけの人生を設定する。(第5章「独身からソロへ」より)

ソロは従来の枠にはまらない考え方をする。自分に合わない規範には目もくれず、関係をよりうまくカスタマイズできる。デフォルトに固執せず、立ち止まってじっくり考える。恋愛関係を定義する規範を疑問視するだけでなく、「ルール」にも疑問を投げかけ、さらに一歩踏み込む。(第5章「独身からソロへ」より)

関係デザインとは、ふたり以上の人間が意図的に参加して、カスタマイズした関係を、協力して築き上げるプロセスであり、その過程において、当事者全員がルールに合意し、必要に応じてその合意を定期的に見直し、修正する。(第9章「関係をデザインする」より)

専門家も一般人も、人間は社会的な動物だと主張するが、社会的であるために常に誰かと一緒にいる必要はない。重要なのは、ひとりで過ごす時間とつながりのバランスを取ることだ。終わりのないレイブパーティに参加したい人はいないように、本物の一匹狼になりたい人はほとんどいない。社会学者はこれまで、孤独という極めて現実的なテーマに積極的に取り組んできたが、その反対の現象、つまりひとりの時間がほとんどないという、大きなストレスのかかる体験に注目してきた者はひと握りしかいない。人間は社会的な生き物であり、大半の人は、少なくともある程度は誰かと一緒にいる必要があるが、常に人と一緒にいるのは耐えがたい負担になりかねない。(第13章「孤独を愉しむ」より)

#チャンスタイムやってきた
#ソロという選択 
#2050年も住みたい練馬
#自立生活支援
#ヒビノクラシ富士見台カフェ
Instagram 投稿 18110135404709948 Instagram 投稿 18110135404709948
舎主日報260116

14日。去年の秋、富士見台カフェで、「子どもを地方の施設に入れ、家族も施設の近くへ引っ越すことを考えている」という都内在住のお母さんを、知人から「相談に乗ってあげて」と紹介された。僕は「そこまでしなくていいはず」と伝え、後日あらためて面談することに。そのときにはお父さんも同席した。そして12月下旬には、僕がその方のご自宅を訪ね、現在、移動支援と居宅介護で入っている事業所の代表の方にも同席してもらい、これからのことを色々話した。

昨晩、その方から着信が2回あった。気づかず出られなかったのだが、嫌な予感がして、朝一でこちらから連絡した。すると、2月から重度訪問介護が始まるとのこと。先日話をした事業所が引き受けてくれたという。まずは週1回から始め、徐々に増やしていく方向で進めるらしい。今後も相談に乗ってほしい、そんな主旨の返事だった。

イエーイ。嬉しい。富士見台カフェが機能しまくってるし。

午後からときがわ。建築士さんと打ち合わせ。こちらもテンション上がる、楽しみなプランが出てきた。やっぱ、顔を突き合わせて、あれこれ話をすると、思いもよらないアイデアが出てくるものだ。

15日。午前中は支援会議。それから、居住支援特別手当の追加申請と、物価高騰緊急対策事業補助金申請の書類作成。昨年は居住支援特別手当の申請をし忘れて、年間数百万円の持ち出しになった。うくく。

夜はZOOM会議。作戦会議的なやつ。ネオリベ化した教育現場では、社会モデルよりも個人モデルのほうが、はるかに相性がいいのだろう。振り返ってみても学校は、親の躾の問題として語ったり、リスク回避の理屈で別教室に隔離したり、個人訓練による行動矯正みたいなものばかり。子ども同士の関係のあり方とか、授業設計や教室環境を工夫・見直すといった発想が、まるで出てこないのだ。

自立生活支援に特化した活動をしているヒビノクラシとしても、将来の自立生活の土壌を地域社会につくるために、フルインクルーシブ教育に資する取り組みをする必要がある。おい、やれるのかい?――猪木の声が聞こえてきた。

16日。仕事を終えてから、夜は西荻窪の「fall」へ。頼まれてチャイ屋さんをやる。フェンネルを乾煎りして煮出してジンジャーを強めにしたチャイ。年1発行の本『なnD』のイベント。何回か寄稿していて、数年前にも一度チャイを淹れたことがある。予想以上に注文が入り、完売。売上に少し足して、人生で初めて高額なフィギュアを買った。

#西荻窪fall#なnD#チャイ#サンラ#フルインクルーシブ教育
舎主日報260113 11日。JCILの企画編集本 舎主日報260113

11日。JCILの企画編集本に『障害者運動のバトンをつなぐ』があるけれど、富士見台カフェで、その具体的な“小さな一歩”を踏み出せたような。そんな気分の午後。やはりパイオニアの話は興味深くて勉強になる。改めて活字で残しておくべきだと思った。カフェに飾る絵も替えた。出張アトリエすむち。

12日。朝からダダダと26人分の研修プランを作成し(ChatGPTに感謝)、続いて2月のシフトをドドドと作り、午後はシフト会議。なんとか目処が立って、ひと息。ホッとして、ふと思い立ち、千葉ルックへ。明日からまた、生きのばす。

13日。午後から支援会議。「知的障害のある人の自立生活を支援する」とは何ぞや?その手前に大きな問題が横たわっている。自立生活支援では、複数事業所で曜日を分担して回すのが定番だが、それはそれで厄介なことも少なくない。最近は「もう自分たちだけでやってしまいたい」という思いが、ちらちら頭をもたげることが増えた。いかんいかん。協働をあきらめない。

堀田正彦『人から人への交易』読了。分野は違えど、ヒビノクラシのバイブルになりうる一冊だ。生前の堀田さんにお会いして、直接話を伺ってみたかった。けどねねね、、、

この本は、そもそも堀田さんのパートナーで、さらに詩人・木島始さんを父に持つ方(富士見台カフェの常連さん)から寄贈いただいたもの。春になったらその方を招いて読書会をやろうと思っている。

最初に聞いたときは「木島始」という名前にすぐピンと来なかったんだけど、デュボイス『黒人のたましい』の訳者で僕も読んでたし、高田渡さんの「ねこのねごと」は木島さんの作詞だった。大泉に住まわれていたこともあり、「木島始文庫」も作りたいと思っている。

#障害者運動のバトンをつなぐ#堀田正彦#木島始#高田渡#ピーズ
舎主日報260110

7日、サステナブルタウンときがわの定例会議に出席。1月31日に行う伐採見学会の詳細が、ほぼ固まった。1月18日には「2050年も住みたい練馬」主催のイベントもある(会場は練馬区役所)。詳しくは写真をご覧ください。

ポラーノの庭ときがわプロジェクトは、建物に使う木の伐採見学からスタート。ときがわは木の町なので。2月は断熱ガラスを作っている工場見学、3月は太陽光パネルのリサイクル工場見学も予定している。

8日、荒井裕樹さんから寄贈本が届く。さっそくお礼のメールをカタカタと。『まとまらない言葉』を再読しながら、改めてどハマりしてしまう。江戸アケミ(じゃがたら)さんのこと、大沢俊郎(横浜寿識字学校)さんのことをつらつらと。面識のない方に初めて送るメールとしては長いし、ずいぶん気持ちの悪い内容になっている気がして、送信は保留。

9日、仕事を終えてから水道橋へ。池間由布子さんの独奏会。何年か前の年末だったか年始だったかの、渋谷で観た渋さ知らズのゲストとして1曲だけ歌ったのを聴いたのが最初。その声に惹かれ、強く印象に残っていた。今回は独奏会、たっぷり聴けた。すごくよかった。帰りにCDを買い、クルマで流しながら帰宅。

生歌でも聴けた「とんかつ」は、CDではバンド録音で、どっちにしても素敵。これまで“とんかつソング”といえば、僕の中では細馬宏通さんのかえる目だった。「とんかつ岬」「とんかつ飛行」「恋のレストラン」。音楽のタイプはまったく違うけど、池間さんの「とんかつ」もまた素晴らしい。令和版「カレーライス」(遠藤賢司)的な趣き。

そして本日10日は富士見台カフェ。賑わう。ありがたし。世田谷の大先輩がご来店。たくさんお話しできた。閉店後は悩めるヤングの進路相談。いろいろな人たちが、いろいろな思いをかかえて、日々の暮らしを営んでいる。

#ときがわ町#ポラーノの庭#荒井裕樹#池間由布子#ゆうじ屋
Instagram 投稿 18060325940309332 Instagram 投稿 18060325940309332
舎主日報 260106

今年の正月もずっと仕事をしていた。日々の暮らしを支える、そんな仕事の性質上、僕らには盆暮正月がない。

3日は富士見台カフェの仕事始め。土曜日のスプーン。おかげさまで賑わった。カフェを閉めたあと、20時からはZOOMで支援会議。22時過ぎまで。楽しくもハードな一日。ここ10年ほど、唯一の息抜きは読書。けど読書って半分は仕事みたいなところもあるから、完全に仕事から切り離された休息の時間が欲しい。そこで今年は、時間をつくって積極的に音楽の生演奏と映画を観に行く、という目標を立ててみた。

というわけで、翌4日のお昼、大久保の「ひかりのうま」へ。うま(午)年だしね。石渡明廣さんが病床に伏し、急遽、渋谷毅さんのソロに。渋谷さんのソロは、20年近く前にアケタで観て以来。ビリー・ホリデイのというより、浅川マキさんの「マイ・マン」も聴けた。夢心地の時間。僕が初めて渋谷さんの演奏を観たのは、ピットインでの浅川マキ年末公演だった。月日が流れるのは本当に早い。こんな風に過ぎていくのなら、いつかまた、どこかで、何かに出逢うだろう。

5日は、ほぼほぼ請求業務を終わらせる。夜遅くChatGPTに探してもらったいくつかの小論文を読む。個人的には、知的障害のある人の自立生活の事例数がただ増えればいいとは思っていなくて、増え方の方が重要だと思っている。では「どんな増え方ならいいのか?」と自問しても、なかなか答えが出せないでいた。自立生活をフルインクルーシブ教育との連続性の中で捉え直すこと。そこに大きなヒントがあるだろう。

本日6日は、自立生活をしているAさんのご実家へ。年始の挨拶を近況報告も兼ねて。自立生活5年目に入るAさん。自立に至るまでの経緯もあって、自立後、一度もご実家へ帰れないままでいる。ご両親の思いと、Aさん本人の思いと。その奥の奥のところまでは僕らにはわからない。互いのトラウマが癒えるその時まで、見守り待つしかないのだろう。だって、そもそも他人に自分の深い部分まで探られ、わかったつもりになられたとしたらウザいよな。僕なら絶対にイヤだ。「待たずに待つ」みたいなことを言ったのは鷲田清一だったと思うけれど、きっと、そういう心持ちでいるのが大切なはず。

#自立生活支援#フルインクルーシブ教育#渋谷毅
2026.01.03 土曜日のスプーン🧧
今日のごはん🍲
京風白みそ雑煮
自家製伊達巻
棗と梅の紅白なます
黒豆塩煮

おやつ🧁
薬膳ぜんざい

飲み物☕️🥤
珈琲
和紅茶
ハーブティー
しそジュース
梅ジュースなどなど

新年初めの土曜日のスプーン🎍
たくさん来てくださり賑わいました🐎ありがとうございます!
今年もよろしくお願いいたします🙇

#土曜日のスプーン
#ドネーション制カフェ 
#練馬区
#重度訪問介護ヘルパー 
ヒビノクラシカフェ
#ヒビノクラシ舎
舎主日報 260101

あけましておめでとうございます。例年どおり、正月は請求業務からスタート。「正月はヒマだから」と話していた常連さんとの約束もあって、午後からカフェを開けました。買い物帰りにたまたま店の前を通りかかったTくん親子とも新年の挨拶を交わすことが。夜は作戦会議的な新年会。くまのあくび舎×ヒビノクラシ舎。Aちゃんの話。週明けからフルスロットルで動きます。
 
劇団・黒色テントでの活動を経て、オルター・トレード・ジャパンを立ち上げた堀田正彦さんの『人から人への交易』を読み始めた。僕はこれまで、ヒビノクラシは青い芝の会に始まる障害者の自立生活運動の系譜の末端に居させてもらっているつもりでいた。実際、運動にも関わりながら自立生活支援をやっているのだから、そう言ったとしても叱られはしないだろう、と。

けれどやっぱり、ヒビノクラシは当事者団体ではないし。加えて、いまでは政策としての政治の重要性も理解しているつもりではいるけれど、そもそも僕は支援の仕事に就くずっと前、若いころから文化政治に強い関心を持ってきたし。だから、自分がより強くシンパシーを覚えるのは、自立生活運動よりも、むしろ堀田さん的な活動の方だ。系譜という意味でも、ヒビノクラシは自立生活支援に取り組んでいるものの、感覚としては自立生活運動のラインというより、堀田さんの活動の側に近いのだろう。非当事者の立場からODA(政府開発援助)に強い疑問を抱き、「援助」ではなく「もう一つの支援」を選び取って、フィリピンの民衆と共に在り続けた、そのスタンスにも。僕なんかがこんなことを言うのはおこがましいのだが。

2026年もぼちぼち頑張りたい。
 
「ヒビノクラシ文庫から本の紹介」と「ポラーノの庭」は、併せて「舎主日報」に変えます。カフェの営業は1月3日から。通常通り12時~17時の営業。京風雑煮です。
 
今年もよろしくお願いいたします。

#舎主日報#自立生活運動#堀田正彦#オルタートレードジャパン #くまのあくび舎
2025.12.27 土曜日のスプーン🥄
今日のごはん🍚

おやつ🧁

飲み物☕️🥤
珈琲
和紅茶
ハーブティー
しそジュース
梅ジュースなどなど

#土曜日のスプーン
#ドネーション制カフェ 
#練馬区
#重度訪問介護ヘルパー 
ヒビノクラシカフェ
#ヒビノクラシ舎
ポラーノの庭ときがわ その3

⚫︎合言葉は3つのフリー
 
ポラーノの庭ときがわは、東京都練馬区で、知的障害のある人の地域自立生活支援に取り組む〈ヒビノクラシ〉と、埼玉県ときがわ町で、世界の気温上昇を1.5℃に抑えることを目標に、豊かな自然環境と暮らしを守りながら、自然と共生する持続可能なまちづくりに取り組む〈サステナブルタウンときがわ〉、そして埼玉県川越市と小川町を拠点に、地域性を大切にした自立循環型の住まいの設計に取り組む〈アーキクラフト〉による共同プロジェクトです。

合言葉は〈3つのフリー〉
バリアフリー、カーボンフリー、バイアスフリー

それは、国籍や性別、障害の有無にかかわらず、子どもも大人も、ときがわの人もよそから訪れる人も、さらには人間ならざるものたちも含めて、それぞれが安心して身を置けるあなたの居場所をつくる、という宣言です。だからこの場所は、障害のある人も使いやすい保養所であると同時に、多様な人が集い、交わる場であり、お茶会や読書会、ギャラリーなどにも活用できる小さな私設公民館として構想しています。あわせて、ときがわの木を用い、断熱等級7を目標に設計された高断熱・省エネ住宅を体感できるモデルハウスとしての役割も担います。太陽光発電を取り入れ、冷暖房にかかるエネルギーと費用をできる限り抑えた建物を計画しています。

気候変動は、「気候正義」という言葉が示すように、単なる自然科学の問題にとどまりません。それは、人間の価値観や社会の構造を映し出す人文社会学の問題であり、同時に、誰が生き延び、誰がより深刻な影響を受けるのかを問う、人権の問題でもあります。気候変動の悪影響を真っ先に、そしてより深刻に受けるのは、障害者をはじめとする社会的に脆弱な立場に置かれた人たちです。ポラーノの庭は、この現実から目をそらすことなく、生活にゆとりのあるひと握りの人たちだけのものではない、誰もが生存の不安から自由になり、自分らしく生きる自由を獲得できる社会を目指します。
 
⚫︎「個人の自由」と「ともに在ること」
 
また、この場所は、個人の自由と共同性のあり方を問い直す場でもあります。名前の由来は、宮沢賢治『ポラーノの広場』と山本政志『ロビンソンの庭』。前者が描くのは、理想郷としての共同体のイメージ、いわばユートピアです。一方、後者が示すのは、他者から切り離された都市生活者の姿であり、自由と引き換えに孤立を深め、やがて自然の猛威に飲み込まれてしまう人間の姿でもあります。それは、個人主義が極端化した先に立ち現れる、カタストロフの兆しとも言えるでしょう。

私たちは、自由意思にもとづく自己決定を重んじるあまり、そこで生じる困難やリスクまでも「自己責任」として押しつけられてしまう個人主義を、「それが現実だよ」と受け入れてしまうシニカルな態度を拒みます。けれども同時に、いき過ぎた個人主義の反動として立ち現れる、過度に美化された共同体主義の幻想とも距離を置きます。ポラーノの庭は、そのどちらにも回収されない場所でありたいのです。「個人の自由」を手放さずに「ともに在ること」も引き受ける。その両者のあいだに生じる緊張関係を行き来しながら、私たち自身の手で「新たな現実」を編み直すために試行錯誤を重ねていく。そのための〈庭=実験の場〉なのです。
 
#ポラーノの庭#サステナブルタウンときがわ#アーキクラフト川越#ポラーノの広場#ロビンソンの庭
ヒビノクラシ文庫から本の紹介その24 ヒビノクラシ文庫から本の紹介その24

年末なので、今年読んだ今年発売の本で特に印象深かった3冊を紹介します。

まずは、サイディヤ・ハートマン『奔放な生、うつくしい実験』。今年に限らず、ここ数年で読んだ中でも、最も面白かった一冊だ。こんな本に出会ってしまうから、本読みはやめられない。テーマが自分の関心にぴたりとはまっているから、というだけではない。榎本空さんの「訳者あとがき」には、こんな趣旨のことが書かれている——この本が「一つの美しい実験」として書かれているからこそ、こちらもまた「誤読」を、道を外れることを恐れずにハートマンを大胆に読んでいきたい、と。まさにそうだ。積極的誤読こそ、読書の醍醐味だと思っている。だからこそ、僕にとって、あらゆる読書経験は自立生活支援に通ずる。それにもうひとつ。AIの時代だからこそ可能になった楽しみもあった。チャンドラー・オーウェンのエッセイ「有益な社会組織としてのキャバレイ」への言及が出てきて、どうしても読みたくなり、ChatGPTに頼んでみた。すると全文を提示してくれた。しかも和訳で!

次に、ジェーン・デイヴィッドソン『未来のために今日行動する』。知的障害のある人の自立生活支援も、これから始める「ポラーノの庭 ときがわ」も、僕なりの「未来のための今日の行動」のつもりでいる。本書はコミュニティ・オーガナイジングにも通じる内容で、実用書としてとても参考になる一冊だった。若い頃の僕は、大文字の「政治」に対するアレルギーが強かった。けれど障害福祉の仕事に関わる中で、信頼できる政治家と出会うこともあり、危うさを承知しつつも、法的拘束力の重要性を以前より強く感じるようになっている。障害者差別解消法から障害者差別禁止法へ。障害者権利条約違反には罰則規定を。

最後に、石井志津男『Tail of Riddim レゲエとストリートカルチャーの話』。20代最後の2年間、お世話になったボスの著書。あの2年間で、一生分叱られた気がする笑。たったの2年間でも濃い思い出ばかりだ。インディーズであり続けたこと。フリーペーパーにこだわり続けたこと。それを可能にした資金繰り。分野はまるで違うのに、今の僕の仕事のスタイルは、大枠でオーバーヒートのやり方を真似している。超おっかなかったけど偉大なボス。長生きしてもらいたい。そうか、ボスは今の僕と同じ歳(55歳)からスケボーを始めたのか。それにしても、80歳を超えて尚現役のスケーターって……笑。

#ヒビノクラシ文庫
#サイディヤハートマン 
#ジェーンデイビッドソン
2025.12.20 土曜日のスプーン🥄
今日のごはん🍚

おやつ🧁
シュトレン

飲み物☕️🥤
珈琲
和紅茶
ハーブティー
しそジュース
梅ジュースなどなど

#土曜日のスプーン
#ドネーション制カフェ 
#練馬区
#重度訪問介護ヘルパー 
ヒビノクラシカフェ
#ヒビノクラシ舎
2025.12.13 土曜日のスプーン🥄
今日のごはん🍚

おやつ🧁
シュトレン
ディープダークガトーショコラ
スコーン

飲み物☕️🥤
珈琲
和紅茶
ハーブティー
しそジュース
梅ジュースなどなど

#土曜日のスプーン
#ドネーション制カフェ 
#富士見台駅のあっちの方
#練馬区
#重度訪問介護ヘルパー 
ヒビノクラシカフェ
ヒビノクラシ舎
ポラーノの庭ときがわ その2 11月24日 ポラーノの庭ときがわ その2

11月24日 ときがわチームのお茶会に参加しました。ハンドパンの演奏を聴きながら、自家栽培ハーブティーや手づくりスイーツを堪能して、おしゃべりもはずんで(僕はポラーノの庭の説明を軽くさせてもらった)、本当に和やかで素敵な時間でした。おしゃべりの中で、僕よりも先輩のハンドパン奏者の方が、「若い頃に国立のぶどう園で暮らしていた」と話してくれて。ときがわという里山で、このように和やかな集まりで、「ぶどう園」と聞けば、ふつうは「ぶどう農家として暮らしていた」と思ってしまいそうなものですが……。

そこからは、そのパンパイセンと僕の二人で一気に盛り上がることに。「バンドをやってた。ルナパーク・アンサンブルというバンド」と。その時には、記憶に引っかかりはあったものの、はっきり思い出せなくて。でも、江戸アケミさんと亡くなる3日前に麻雀を打って勝った話、篠田昌已さんを病院に連れて行った話、結成当初の工藤冬里さんのマヘル・シャラル・ハシュ・バズでも演奏していた話、遠藤ミチロウさん、こだま和文さんと。出てくる名前の全てが、若かりし頃の僕にとってのスーパースター。よだれダラダラもののエピソードを聞かせてもらいました。

それで、家に帰ってから、ひさしぶりにレコード棚をあさってみたら、なぁーんだ、持ってんじゃん。大熊ワタルさんも在籍していたバンドだったことを、そこで思い出しました。写真には、ついでに見つけた大熊さんの最初のバンド、絶対零度のシングル盤も。80年代初頭、この時代特有のヒリついたパンクロック。めたくそカッコいい。

それと、ならばと思って、大熊さんが編んだ『我方他方 サックス吹き•篠田昌已読本』を開いてみると、やっぱ、ありました。それもオーラスだ。「篠田昌已とのあれやこれや」。

ポラーノの庭には、僕の中でもうひとつ候補の名前があった。コンポステラ。都会にはない星空があるはずだし。支援の仕事に就く前、外房で古本とカレーの店をやっていたときの店内BGMは、細馬宏通さんのカエル目か篠田さんの東京チンドンだった。ポラーノの庭はヒビノクラシ関係者の福利厚生施設でもあるから、オープンを機に生活向上委員会を立ち上げようと思う。それと、ポラーノの庭が、国立ぶどう園のように若い才能で活気溢れる場所になればいいな、と思うのでした。

今日は篠田さんの誕生日で、明日が命日。

#ポラーノの庭
#ときがわ町
#ルナパークアンサンブル
#大熊ワタル
#絶対零度
#篠田昌已
#コンポステラ
#東京チンドン
#生活向上委員会
#国立ぶどう園
2025.12.06 土曜日のスプーン🥄
今日のごはん🍚
帰れ、鶏肉へ!(亡命ロシア料理レシピより)アレンジ
(玉ねぎと鶏肉の無水煮込み)
バターナッツかぼちゃのポタージュ
りんご入りキャロットラペ
ケールとカリフローレのクミン炒め
じゃがいもごはん

おやつ🧁
りんご煮のココナッツケーキ🍎
スコーン

飲み物☕️🥤
珈琲
和紅茶
ハーブティー
しそジュース
梅ジュースなどなど

#土曜日のスプーン
#ドネーション制カフェ 
#富士見台駅のあっちの方
#練馬区
#重度訪問介護ヘルパー 
#ヒビノクラシカフェ
#ヒビノクラシ舎
ヒビノクラシ文庫から本の紹介その23 ヒビノクラシ文庫から本の紹介その23

先日、「ねりま沖縄映画祭」で、NDU製作のドキュメンタリー映画『沖縄エロス外伝 モトシンカカランヌー』を観てきた。戦後沖縄をテーマにした作品で、とりわけ僕は、ブラックパンサー党員でもある在沖米軍黒人兵士の存在に関心があった。

上映後には、プロデューサーの小野沢稔彦さんのトークがあり、そのなかで太田竜の「辺境最深部に向かって退却せよ」が引用されていた。それを聞きながら、太田竜の思想的変遷や、島尾敏雄のヤポネシア論を踏まえて戦後日本の縄文論を論じた中島岳志『縄文 革命とナショナリズム』のことが自然と頭に浮かんだ。

ならばということで、しばらくサボっていた「本の紹介」を久々に更新しようと思い、この三冊を取り上げてみる。

中島岳志さんの『縄文』が、戦後史以降の「現代史としての縄文」を扱っているのに対し、三原容子さんの『農とアナキズム』は、戦前の農本的アナキズムを主たるテーマに据えている。中島さんが描く「縄文」の戦後史・現代史を、その前史としての「農本的アナキズムに傾倒した人びとの運動」とつなげて読んでみると、両者のあいだに通底するものが見えてくる。

例えば、三原さんが農本アナキストを論じる、「近代批判=西洋文明批判=東洋的なるものへの思い入れの中へ、天皇信仰はなんの抵抗もなく受け入れられたと推測される」という一節は、中島さんが論じる「縄文ナショナリズム」の説明にもそのまま響き合っているように思う。農やエコロジーに軸足を置くアナキストや、近代(=西洋文明)批判から辺境最深部へと退却した人びとが、いつのまにかナショナリズムに回収され、ファシズムに傾斜してしまうとするならば、近代的な価値観に疑問を呈し、ドヤ街を始め辺境最深部や農的暮らし、エコロジーなんかに強い関心を持つ僕自身も、けっこうヤバいのかもしれない笑。いや、マジで、笑いごとではないのかも?

そうした「罠」に絡め取られないための視点として、藤原辰史『生類の思想 体液をめぐって』に収められている「土の思想をめぐる考察――脱農本主義的なエコロジーのために」は、とても示唆に富んでいて、おおいに助けになるテキストだと思う。ありがたや。

そんなこんなで、この3冊を連続して読むと、オモロいと思います。

#ヒビノクラシ文庫
#中島岳志
#藤原辰史
#三原容子
#縄文
#農本的アナキズム
2025.11.22 土曜日のスプーン🥄
今日のごはん🍚
薬膳風チキンスープ
椎茸の炊き込みご飯
ゆず味噌ふろふき大根 
味付き卵
菊花ラディッシュ
里芋とさつまいものグリル

おやつ🧁
りんごのアップサイドダウンケーキ🍎

飲み物☕️🥤
珈琲
和紅茶
ハーブティー
しそジュース
梅ジュースなどなど

#土曜日のスプーン
#ドネーション制カフェ 
#富士見台駅のあっちの方
#練馬区
#重度訪問介護ヘルパー 
#ヒビノクラシカフェ
#ヒビノクラシ舎
ポラーノの庭ときがわ その1 11月18日 ポラーノの庭ときがわ その1

11月18日、ときがわ町玉川公民館にて、ときがわチームと会議。ときがわ在住の高校生も参加してくれた。もしかしたら、誰よりも「ポラーノの庭」に長く関わってくれる人になるかもしれない、、、。そう思ったらテンションが上がった。

建築士さんには、3月に最初の設計プランを出してもらい、その後、予算や仕様を踏まえながら5月、9月と改訂版を作ってもらってきた。そして今回の11月プランで、いよいよほぼ固まりそうだ。

会議ではブレスト的にコンセプト案を出し合った。ヒビノクラシの保養所として。私設公民館として。避難所として。何にせよ、「バリアフリー」と「カーボンフリー」このふたつの“フリー”なしには、サステナブルな場の運営も日々の暮らしも、成立しない。

ネットで、九州大学・黄英さんの論文「宮沢賢治『ポラーノの広場』論:『新しき村』との関連を中心に」を見つけて、興味深く読んだ。武者小路実篤の「新しき村」は、ときがわ町にほど近い毛呂山町にある。

僕達は現社会の渦中から飛び出して、現社会の不合理な歪なりに出来上がった秩序から抜け出て、新しい合理的な秩序のもとに生活をしなほして見たいと云ふ気もするのだ。(武者小路実篤「新しき村の小問答」より)

インクルージョンではなくエクソダス!

『日々の暮らしの手帳』に書いたけれど、障害福祉の仕事に就いている自分がこういうことを言うのは、ちょっとだけ勇気がいった。けれど、武者小路実篤なら、きっと共感してくれるはずだ。エクソダスの先にしか、本当の意味でのインクルーシブな社会は成立しない。そう思っている。

1月下旬にときがわの木を伐採し、乾燥させて、春に着工。夏の終わりの竣工を目指している。

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#バリアフリー
#カーボンフリー
2025.11.15 土曜日のスプーン🥄
今日のごはん🍚

おやつ🧁

飲み物☕️🥤
珈琲
和紅茶
ハーブティー
しそジュース
梅ジュースなどなど

#土曜日のスプーン
#ドネーション制カフェ 
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